教育内容
創立者は「学園生の読書への真摯な取り組みが、「大いなる未来を拓く」と読書の重要性を語りかけています。
関西創価学園では、生徒が本にふれる機会を充実させる取り組みを続けています。
一冊の本から始まる世界との出会いが、
新しい価値観をもたらすと信じて。
参加者が面白いと思った本を持ち寄ってその魅力を5分間で伝え、一番読みたいと思った本を決める、競技形式の書評発表会。本校では、学期ごとにビブリオバトルに取り組みます。読書への関心を高めるだけでなく、想像力や表現力、聞く力など様々な力が相乗して育まれます。
万葉図書館は、蔵書数10万冊を誇ります。調べ学習や授業等でも図書館を日頃から活用しています。また、各クラスに学級文庫も設置。様々なジャンルの本が並んでおり、いつでも本を手に取って読める環境が整っています。近年はデジタル図書館システムも導入し、ICT端末で本を読むこともできます。
授業の冒頭に教員がオススメ本を紹介する「Book-Navi Week」を学期に1回設けています。国語の教員のみならず、全教員が読書の楽しさを伝え、生徒が本に親しめるように工夫しています。期間中、万葉図書館には教員が紹介した書籍のコーナーが設けられ、多くの生徒が紹介された本を手に取っています。「自分が読んだことのない分野の本を紹介してくれる」「もっと多くの先生の話が聞きたい」と生徒から人気の企画です。
楽しく図書館に集えるよう、定期的に「図書館に行こうDay」を放課後に実施しています。「ビブリオバトル」や「七夕お茶会」「百人一首カルタ会」「オーケストラ部による演奏会」など様々なイベントを実施し、 図書館や読書に親しんでもらえるよう、工夫しています。国語科教員による「カラマーゾフの兄弟」についての講義など、名作に親しむ機会も実施してきました。
国語科では夏休みの宿題だけでなく、年間を通して各種作文コンクールに挑戦しています。読書の推進とともに、アウトプットする取り組みを通して、自分の意見を文章に「まとめる力」「伝える力」を培っています。全国規模のコンクールにも毎年多数の作品が入賞しています。
読書を通じて自分を見つめ、世界を知り、人間を理解する知恵と心を養う取り組みとして、学級文庫を充実させ、毎朝5分間の読書タイムを設けています。
皆「心が静まり、集中力が高まる」と真剣に取り組んでいます。
朝のホームルーム前は落ち着いて読書を行います。心を落ち着かせて一日をスタートさせるとともに、読書習慣を確立します。
あらかじめ配付している読書記録表に、各自が読み終えた本の読了記録をつけて提出します。
50冊でB級ライセンス、100冊でA級ライセンスが取得できます。 学期末、学年末には認定書が贈呈されます。